ダイヤモンドの品質はCARAT:カラット CUT:カット COLOR:カラー CLARITY:透明度で表されます。ダイヤモンドは厳しい基準で判断され、品質の見分け方が簡単になっている。ルビーやサファイアなど感覚的な基準とは違う点はここにあります。
カラット
1カラットは0.2g 1円玉の重さが1g。それでも欲しくなるのが宝石の不思議なところ。ダイヤモンドはカラット数が大きくなるほど、価値が上がります。ただし、指輪についている全ての石を合わせた総カラット数ではなくて、一つの石単体での、カラット数が大きいことに意義があるのです。1カラット以上のダイヤモンドは、産出量が減少傾向にあるし、財産的な価値の分かれ目は1カラットであることにも注意したい。
カット
ラウンドブリリアンカットが主流ですが、エメラルドカットと呼ばれる長方形をしたカットもあります。またハート型や、小判型のオーバルカットなどなど。好みに応じたカットを選びたいですね。
カラー
ダイヤモンドの色分けで、DからからZカラーまで分類されている。一般的に良いカラーとされるのはHカラーより良い物とされる。もちろん価格も高くなります。DからHカラーの間は、訓練を積んだ物のみがごく僅かな色の違いを感じられるとされているが、多くの店舗でダイヤモンドをよく見て回れば、違いはわかってくる。できればE、Fカラーぐらいのダイヤは選びたい。Dカラーはどちらかというと割高です。お買い得なのはGまたはHカラーのダイヤモンド。これらを選べば大きめのダイヤを買うことができます。
D |
E |
F |
G |
H |
I |
J |
K |
L |
M~Z |
無色 |
ほぼ無色 |
色が感じられる |
はっきりと色がわかる。 |
クラリティー
透明度を表すクラリティーは傷や内包物などを総合的に判断してランク付けされたものです。傷や内包物が多ければ、輝きが鈍くなります。カットの技術で、多少はカバーされているように見えます。ぱっと見ると、すべてが無色透明のようにみえるが、本当のところは、内包物がないダイヤを見つけるのは難しいのが現実です。
一般的にFLやIFのダイヤモンドは、まずお目に掛かることはない。店舗でも置いてあるところは超高級ブランドぐらいです。美術館に収蔵されても良いレベルである。婚約指輪としてはVVS1からVS2までのダイヤモンドを選べば良いとされています。
FL |
フローレンス |
10倍の拡大で無傷。 |
IF |
インターナリー・フローレンス |
10倍の拡大で、微細な欠点。 |
VVS 1 |
ベリーベリースライトリー 1 |
10倍の拡大では、発見が困難。いわゆる高級品と言われる石。
通常の宝石として非常に美しく申し分ない。 |
VVS 2 |
ベリーベリースライトリー 2 |
10倍の拡大では、発見が困難。いわゆる高級品と言われる石。
通常の宝石として非常に美しく申し分ない。VVS1より劣る。 |
VS 1 |
ベリースライトリー 1 |
熟練した鑑定士が10倍のルーペで拡大をして発見がやや困難な傷。 |
VS 2 |
ベリースライトリー 2 |
熟練した鑑定士が10倍のルーペで拡大をして発見がやや困難な傷。 |
SI 1 |
スライトリー インクルーディット 1 |
10倍の拡大では発見が容易。肉眼ではわからない。 |
SI 2 |
スライトリー インクルーディット 2 |
10倍の拡大では発見が容易。よく見ると肉眼でもわかるかも。 |
I 1 |
インパーフェクション 1 |
肉眼でも、はっきりと傷や内包物がわかる。 |
I 2 |
インパーフェクション 2 |
肉眼でも、はっきりと傷や内包物がわかる。 |
I 3 |
インパーフェクション 3 |
肉眼でも、はっきりと傷や内包物がわかる。 |
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